若子神社(日光市)概要: 案内板によると「 弘仁11年(820)日光を訪れた弘法大師空海は、滝尾神社を開き、次いでこの奥の寂光の滝で修行した。夢の中で女神のお告げを受け、ここに祠を建てたと伝えられる。室町時代には、寂光寺の七堂伽藍が立ち並び、釘念仏道場として繁栄した。釘念仏のお札は、現在も輪王寺で受けることができる。明治以降「若子神社」と改められた。祭神は下照姫命。祭日は、10月30日。」とあります。
若子神社拝殿は木造平屋建て、切妻、鉄板葺、平入、桁行1間半、梁間1間、外壁は真壁造り板張り。本殿は一間社流造、銅板葺、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り、三方浜縁、高欄、脇障子付。往時は神仏習合し寂光権現と称していましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が排され若子神社に社号を改称しています。明治17年(1884)に火災により社殿が焼失し明治20年(1887)に再建しています。境内直下には日光八景に数えられる「寂光の滝」があります。
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