神厩(三猿)概要: 神厩は寛永12年(1635)に建てられたもので、桁行3間、梁間5間、切妻、銅瓦葺き、妻入りの建物です。東照宮境内の中で唯一の白木造りで、当初は初代将軍徳川家康が関ヶ原の合戦の折乗馬していた馬が神馬とされていたそうです。長押上には猿が馬の守り神であるという信仰から猿の彫刻が8面彫り込まれ、子育てから恋愛、結婚、妊娠と人間の一生が風刺されています。特に2面には有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」を模った三猿があり、子供の教育とは"悪い事を見たり・言ったり・聞いたりしないように育てなさい。"という教育を論じているとも、東照宮の根本理念を現しているとも言われています。日光東照宮神厩(三猿)は大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。
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